冬虫夏草は幻の秘薬

005~皇帝だけが飲むことを許された不老長寿の薬~

冬虫夏草は、昔から不老長寿、精力源として珍重され、昆虫等の体に寄生して育つキノコの仲間で、冬に土中で虫の幼虫等に寄生し虫の栄養分を摂取して、虫は死に夏になると発芽し棒状のキノコが地に生えてくる事からこんな名前がつけられました。

世界で350種類位のものが冬虫夏草として知られていますが、本当に効果のあるものは前述のとおり、この中のほんの一部の限られた種類だけです。

数ある冬虫夏草の中でも最も効果のあるといわれているのはコウモリガの幼虫に寄生するコルディセプス・シネンシスといわれて、チベットの標高3000m以上の高山にしか成育できず、積雪が残る5月~6月に雪をかき分け地面をはうようにし、地上に出ているわずか数ミリ~数センチのものを見つけ採取したものがいわれきましたが、近年になり、コルディセプス・ミリタリス(人工栽培の冬虫夏草)の方がもっと有効成分が多いという文献も出版されています。

冬虫夏草は清の時代に書かれた「本草従新」で初めて文献に記載されました。採取量が非常に少ないため、皇帝の専用品とされ中国以外の国にはほとんど知られないままで、現在でもコルディセプス・シネンシスは「幻の聖草」といわれ、その希少価値から中国では海外への輸出は厳しく制限されています。

冬虫夏草にはさまざまな効果・効能があり、スタミナ不足や過労、喘息、精力減退、生活習慣病、運動能力低下などに効果があります。